プラナスケミカル株式会社

橋梁などコンクリート構造物、農業用用水・排水管などの予防保全を見据えた、正確・簡単・効率的な点検。プラナスケミカル株式会社

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コンクリート構造物のひび割れ検出塗装システムのプラナスケミカル株式会社

製品概要

コンクリート構造物のひび割れ検出塗装システム

NETIS(国土交通省新技術情報提供システム)登録番号:CB-120002

高度経済成長期に集中的に建設された社会資本である橋梁やトンネルは老朽化が進み、剥落や崩落事故が懸念されています。そして今後、膨大な維持管理・補修費用も見込まれます。

国や地方自治体は予防保全のために橋梁やトンネルの点検を定期的に行っていますが、現在の点検方法ではコストが高く、交通規制などの問題があります。また、作業者によって点検されるので、見落としや記録の際の記入ミスなども起こっています。

構造物の点検の一つのひび割れ検査は点検の重要なファクターで熟練者により点検されるものですが、ひび割れを何らかの方法で正確にスピーディに誰でも発見出来るように可視化できないかと云う観点で弊社(プラナスケミカル㈱)は、従来とは全く異なった視点より新しいひび割れ検出工法を開発しました。

商品開発の背景

コンクリート構造物(橋・トンネル)の点検方法の現状

日常点検は車両走行や徒歩による安全確認(パトロール)
定期点検は点検者による近接目視やデータ自動計測&解析(1回/5年、1回/10年程度)

調査環境の問題・・・ 車線規制、高所作業、長距離、暗所

作業方法の問題・・・ 手書き記録、上向き作業、見づらい、見落としなど人為的な判断ミス

調査コストの問題・・・ ハイビジョンカメラ、レーザー、赤外線カメラ、解析ソフトウェア費用
見ない 見過ごし 先送り
・市町村道の約9割が未点検
・画一的で不十分な対応
・損傷を見ていない危険
・点検していたのに破断
・技術力・情報伝達不足で損傷を見過ごしている危険
・点検時期や補修計画が遅れがちとなる危険
・補修補強工事が遅れがちとなる危険

重大事故につながる危険な橋・トンネルの増大

崩落事故に至るような重大な損傷 損傷や耐荷力不足による通行規制 大規模な補修や架け替えの発生
コストを削減しつつ、安全性を確保し、長寿命化を図るため、

構造物のひび割れが紫外線で光る塗料を開発。
予め構造物にこの塗料を塗っておけば、ひび割れが特殊な紫外線で発光するので、点検業務も非常に簡便で正確に安価に行えます。そのことで点検の頻度も上げられ、構造物の変状を正確に把握できます。
地震や洪水等の被災直後の緊急点検も迅速に行えます。



施工方法は簡単
1)下塗り塗料をローラーや刷毛で塗る
2)施工後に紫外線ライトを当て発光することを確認
3)表層が乾いたら、上塗り塗料をローラーや刷毛で塗る
4)施工部分に紫外線ライトを当て発光しないことを確認


なぜ光るのか?
コンクリート表面に弾性を持った蛍光層と硬い遮光層の2層の塗膜を形成します。
コンクリートにひび割れが生じたときに、1層目の塗膜は弾性があるので伸びますが、2層目の塗膜は固いので伸びずに破断します。すると1層目の蛍光塗膜が露出し、紫外光にて発光します。


施工性と点検性能

単純な2層構造だから

施工が簡単

紫外線ライトで光るから

ひび割れ発見が容易
点検時の見落としが無い
点検速度のアップ

現行技術との対比 

適用事例

製品概要

本製品はコンクリート表面に発生した“ひび割れ”を検出するための塗装システムです。
二層からなる塗膜ですが、点検時に紫外線を照射することで、ひび割れ箇所“のみ”を発光させます。
塗装には特殊技術や特殊工具を要せず、点検作業においても簡便なため、作業時間も縮減できます。

特徴

① コンクリートにひび割れが発生
② 下層の高弾性塗膜は追従して延びる
③ 上層の硬質塗膜は延びずに割れる
④ 紫外線を照射
⑤ 露出した②の下層が発光
塗膜は無色透明なため、基材目視が可能。ひび割れ幅が約0.1mmから検出(発光)
効果

○微細なひび割れや変状を早期に検出できる
○ひび割れが鮮やかに発光色し、見落としにくくなる
○作業者(点検)の熟練度に依存しない
○微細な剥落は未然に防げる
○他の表面保護工法の仕上げと併用できる
○点検コストを低減出来る(毎年点検しても半減)
活用の効果
製品材料
Q&A

Q:どれ程の精度(クラック幅)で光るか?
A:0.1mmでも発光するが、輝度は低減する。

Q:どの程度、発光層は延びるのか?
A:2.0mm程延びるが一部断裂もある。

Q:何にでも塗れるのか?
A:現状ではコンクリートを対象としている。

Q:亀裂に塗装すれば発光するか?
A:発光しない。
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